BCGヒ素混入事件について「マスコミに踊らされないで」

ベビー関係

どーも、ぽちゃかです。

今回の事件は日本中のママたちが激震だったと思います

ちなみに、私も震えた内の一人ですが、、、

でも、結論から言うと今回の事件は

全然心配する必要がありません(キッパリ)

その理由について説明したいと思います!!

日本BCG製造株式会社営業推進部の方から聴取した内容も交えて説明します!

「なぜ心配する必要がないのか!?」だけを知りたい方は目次で飛んでください!

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BCGヒ素混入事件について

ヒ素が混入した経緯の真相について

新聞やニュースで見たほとんどの方は

「BCGワクチンを溶かすための生理食塩水から基準値を超えるヒ素が検出された」

「生理食塩水を入れるガラス製の容器に熱を加えた事によりヒ素が溶け出した」

と言う内容で聞いている方がほとんどだと思います。

この内容だけを見ると

「えっ!?ヒ素でできたガラスなの?なぜ熱加えてるの??」

となると思います。私もそう思った内の一人ですw

この真相を確認するとこうでした

「生理食塩水をガラス瓶に入れ、封をする際に熱を加えます、そうした事によりガラスの中の成分であるヒ素が溶け出した」

「ガラスの中のヒ素は、ガラスの透明度をあげ、気泡の混入を防ぐために必要な成分」

との事でした。

実は、身近な製品にもヒ素は入っており、そもそも、いろんな食材にもヒ素は含まれています。

しかし、ヒ素といえば

「森永ヒ素ミルク中毒事件」や「和歌山毒物カレー事件」などとても恐ろしい事件の印象が強いですよね?

そんな過去の事件もあって

今回いろいろなマスコミが出したニュースの見出しで

「BCGワクチン、ヒ素検出出荷停止」

なんて出ようものなら、激震して当然です。

ましてや、我が子もつい先日BCGを接種したばかりなので本当にビビりました。

そしてニュースの内容を見てみれば、どこのニュースも同じような内容で

「基準値は超えたけど、健康に影響ない」などの内容で

詳細がわからず、不安が募る一方でした。

そもそも、マスコミはニュースを読んでもらってなんぼの世界

読み手の興味を惹かせて、記事を読んでもらえばそれで良いんです。

どれだけ読み手が不安になろうが、読んでもらえればそれでいいんです(個人の意見ですw)

ヒ素はいつから混入していたのか?

今回のヒ素が溶け出したガラス瓶は2008年頃から採用されており

今回の出荷停止になるまでの間、すべてのBCGのワクチンキットに使われています。

さらに、BCGワクチンを作っている会社は日本には

日本BCG製造株式会社

の一社しかありません

なので、2008年以降に接種された方の全員が今回のヒ素混入事件の対象者です

ちなみに、2018年11月中旬頃には出荷が再開され、それ以降のBCGワクチンキットにはガラス瓶が使われません

なので、出荷再開されるまでに流通している分も今回のガラス瓶のキットになります。

なぜヒ素混入が発覚したのか?

2018年8月9日に日本薬局方に基づき検査した結果

最大で「0.26ppmのヒ素が検出された」

となっています。

「え!?2008年からガラス瓶を使ってて、今まで検出されなかったの??と言うか、今まで検査してなかっての?」

ってニュースを見た方は思ったでしょう。(私ももちろん思いました)

真相はこうでした

「今までは、ガラス瓶に入れる前に検査をしていたので、ヒ素は基準値を上回ることはありませんでした」

「8月9日に行った検査は、ガラス瓶に入れ、熱加工した後のものを検査し、ヒ素混入が発覚しました」

との事でした。

つまり、今まではガラス瓶に入れる前に検査をしていたので、ヒ素が基準を上回ることはなく

今回初めて、熱加工後の生理食塩水を検査したがために、ヒ素混入が発覚したと言うことです

ちなみに、日本薬局方には検査をするタイミングの規定はなく

今回たまたま熱加工後に検査してみたらヒ素が見つかったとの事でした。

さらに、熱加工する前でも、検出できないくらいの微量のヒ素は含まれているとの事でした。

生理食塩水とヒ素について

ヒ素には色々と種類があり、そこまで書いていくとかなりマニアックになっていくので(私も知識がありませんw)

今回のヒ素について説明します

今回検出されたヒ素は

「三酸化二ヒ素」

と言われるもので

過去の凶悪事件である

「森永ヒ素ミルク中毒事件」や「和歌山毒物カレー事件」で検出されたヒ素と同じものです

これらの事件との比較は後ほど説明したいと思います。

生理食塩水って何に使うの?

BCGのキットの中には

  • BCGワクチン(12mg)
  • 生理食塩水(0.15ml)
  • 管針およびスポイド

が入っており

生理食塩水はBCGワクチンを溶かすために使います。

BCG接種は

粉状のワクチンを生理食塩水で溶かして

スポイドでその溶液を吸い

赤ちゃんの腕に垂らして

最後に管針でさして、その刺創からワクチンを入れます(いわえる判子注射ですね)

どれだけのヒ素が混入していたの?

最大で0,26ppmとの事ですが

全くわからないですよねw

1ppmとは0,0001%の事

つまり、今回のヒ素の混入量は

0,15mlのうち0,000026%ヒ素が入ってますよ

と言う事です

日本BCG製造株式会社営業推進部の方曰く

最大で0,039μg(マイクログラム)混入しています

との事でした

そもそも

これが多いのか少ないのか

影響があるのかないのか?

が気になるところだと思います

では、次にようやく核心に迫りたいと思います。

今回の事件はなぜ心配ないのか?

そもそもどれだけのヒ素が赤ちゃんに入ったの?

先ほど、生理食塩水に最大で

0,039μgの混入

と言いましたが

これは生理食塩水を

0,15ml全部使った場合の話で

そもそも全部使うものではないみたいです。

ハンコ注射は

スポイドで溶液を吸い上げ

1〜2滴腕に溶液を垂らします

1滴は約0,3mlです

そして、ハンコ注射をして、溶液を体内に入れます

そもそも、18の針穴から溶液が入るのはわずかで

皮膚から多少吸収したとしても、ほとんど乾きますよね

なので、2滴(0,0156μg)垂らして

さらに、18の針穴や皮膚から吸収したとすると、、、、

体内に入るのはほんのわずかです

ヒ素の致死量は?

諸説色々あるみたいですが

今回の三酸化二ヒ素は

無機ヒ素であり(有機ヒ素など色々種類があります)

一般的には体重1kgにつき2〜3mg(ミリグラム)

μgに直すと

2000〜3000μgです

ヒ素の許容量は?

JECFAと言う会議で定められた

1週間でこれまでの量なら一生涯摂取しても大丈夫と定めた量が

体重1kgにつき15μgです

つまり

体重5kgの赤ちゃんが

1週間で75μgまでの摂取なら

一生涯摂取し続けても大丈夫です

という解釈になります

なので

厚生労働省も3ヶ月遅れて公表した理由である

「健康に影響はなかったため」

と言うのは納得できます(っと言ってもかなり不親切ですけどね)

ヒ素はいろんな食品に含まれている

冒頭にもありましたようにヒ素っていろいろな食品に含まれています

特に多く含まれているのが

海産物です

物によっては数十ppm以上含まれているものもあるみたいです

特にひじきは多く含まれています

さらに、海産物を多く食べる日本人はヒ素を結構摂取しています

文献によれば

日本人の一日平均摂取量で

総ヒ素(無機ヒ素、有機ヒ素など含め)100μg程度摂取しているとのデータもあります

「森永ヒ素ミルク中毒事件」のヒ素混入量は?

この事件は赤ちゃん用の粉ミルクにヒ素が混入していた事件で

死者113人、被害者1万3000人を出した大事件です

この粉ミルクで

100グラム当たり

ヒ素が

3グラムも入っていたそうです

もう、一回の授乳で致死量です

今回の事件とは比べものにならないくらいの量です

しかも、粉ミルクなので1日に1回だけじゃないですからね

「和歌山毒物カレー事件」のヒ素混入量は?

死者4人、被害者67人を出した凶悪事件で

夏祭りで振る舞われたカレーにヒ素を混入した事件です

このカレーで6000ppm(0.6%)のヒ素が検出されたとの事でした(参考にした文献によると)

つまり、カレーライス一口(15グラム)食べると

90ミリグラム(15グラムの0,6%)のヒ素を摂取します

即ヒ素中毒になるレベルの量です

まとめ

私はヒ素の研究家でもなく、医者でもありませんが

様々なデータから読み解くと

私個人的には

全く心配ない量だと思います

なんせ、私たち大人は普段摂取している量から比べたら

今回のヒ素の量は

本当に

微量です

もはや、予防接種で体内に入る量より

離乳食によっては(ひじきなど)

口から入る量の方が断然多いです!!

こんなにまでも微量なヒ素の混入でマスコミは大騒ぎしていましたが

それだったら、粉ミルクの添加物や

水道水の塩素はどうなるんだ!!って個人的には思いますw

なので、皆さん!!

お互いマスコミに踊らされないように

気をつけましょう!!

こちらの記事も良かったら読んで見てください。

オススメ記事:日本製の粉ミルクが世界から遅れをとっている?

今日も最後まで読んでいただきありがとうございます。

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