15時間半の死闘を繰り広げ、やっと出てきてくれた我が子!
産まれてきてくれた時間が4月2日の昼の12時。
私の病院では次の日の午前11時から母子同室が開始されます。
それまでは、体を休ませるために別々で赤ちゃんを見てくれます。
その日は旦那さんとゆっくりしていました。
旦那さんにはいろいろ入院の手続きや必要なものを、家まで取りに帰ってもらったりとしてもらい、私は個室をだったということもあり、旦那さんは、そのまま部屋に泊まりました。
次の日の朝、今日から母子同室で旦那さんも私もワクワクしていました、、、
その矢先、小児科の先生が部屋に入ってきて
「赤ちゃんがNICUに入ったので、母子同室はできません。」
突然言われて、夫婦共々軽くパニックになりました。
先生に、なぜNICUに入ることになったのかと聞くと、以下の4点が原因だと言われました。
スポンサーリンク
低酸素状態
これは、赤ちゃんの血液中のヘモグロビンと酸素の結合が低い場合、いわえる酸素が足りていない状態の事です。
赤ちゃんは、お母さんのお腹の中で守られた状態から突然、外の世界へやってきます。
いままでは、へその緒を通して貰っていた酸素を自分の呼吸で取り入れないといけません。
それが産まれてすぐは上手にできない赤ちゃんもいるみたいで、これはよくある状態との事でした。
ちなみに元気な状態が、血液中の酸素が100%だとすると、90%を切ると低酸素状態だということで、我が子は、90%を切ったり切らなかったりという状態で、そこまで重症ではないということでした。
低血糖状態
これも、同じく血液中の血糖値が低い状態で、血糖値が低いと細胞内でのエネルギーの生産がおこなわれず、脳に障害が起こったりします。
これも基準値ギリギリだったみたいです。
さらに、私は妊娠糖尿病ということもあり、妊娠糖尿病患者の赤ちゃんは、産まれた時に低血糖になる事もあるそうで、私自身とても責任を感じてしまいました、、、
妊娠糖尿病についてはこちらにまとめてます→妊娠糖尿病と診断
黄疸
これは、ビリルビン数値が高くなると目や肌が黄色くなる症状で、新生児にはよくある症状だそうです。
生後2週間くらいまでには自然に消えるとのことですが、ビリルビン数値が高いと脳に障害が起こったりします。
でも、これはよくある事なのでそんなに心配しなくても大丈夫だよと言われましたが心配です、、、
感染症のおそれ
これは、血液中のCRPと白血球の数値が高いと、感染症疑いがあるとの事で、こちらの数値も引っかかってしまったみたいです。
これも、過度なストレスがかかると数値が増える事もあり、一概に感染症とは言い切れないとの事でした。
15時間半の陣痛に最後は吸引分娩だったので、赤ちゃんに相当ストレスがかかってたから、それが原因の可能性があるから、そんなに心配しなくていいと言われましたが、こちらもやっぱり心配です、、、
こんなにもいろいろな症状があり、とても不安になりましたが、NICUに入院しているので、余計な心配はせずに、すべてお医者さんにまかせて、体を休める事に専念しました。
NICUに入院した日の夕方に赤ちゃんに会いに行きました。
酸素濃度が高められた保育器に入って青い光を当てられて、点滴をされて、、、
涙が溢れて泣いちゃいました。
でも、赤ちゃんは頑張っているので、泣いてられません。
青い光は黄疸の治療で、光を当てるとビリルビン数値が下がるとの事です。
点滴は、感染症の抗生物質と低血糖の為のブドウ糖を投与しているとの事でした。
いま、私にできることは、母乳をちょっとでも赤ちゃんに上げるのが良いお薬だとの事で、出産後ちょっとずつですが出るようになった母乳を一生懸命注射器みたいな道具をつかって採取して届けました。
NICUでは、3時間ごとにミルクを赤ちゃんに飲ませるのですが、母乳を持っていくとミルク前に母乳を与えてくれます。
三時間ごとに頑張って母乳を届けました。
赤ちゃんに「元気になれー!!」という気持ちと共に、、、
その甲斐もあり
NICU入院から3日目には、低酸素状態と低血糖状態は解消されました!!
さらにさらに、NICU入院4日目には、ビリルビン数値と感染症の数値も下がり
5日目には無事、NICUから退院して、母子同室になりました。
もし、NICU入院が長引けば、母子同室する事なく、私だけ先に退院の可能性もあり、一緒に退院できない事もあるので、それだけは本当に避けたかったから、私の入院期間中にNICUをでてこれて、本当に良かった。
本当に親思いの赤ちゃんです。
でも、これは総合病院だからこそ、素早くNICUに入院でき、適切な治療を受けれたからNICUも5日ででれたのだと思います。
改めて、総合病院で出産して良かったと思いました。
本当に総合病院での出産がオススメです→総合病院をオススメする理由
赤ちゃん元気に、なって本当に良ったです。
スポンサーリンク