今回は、甲状腺について書きたいと思います。
甲状腺は妊活中のみならず、妊娠中の赤ちゃんの成長にとても大切な働きをします。
甲状腺って何?
甲状腺とは、のどぼとけの下にある蝶々の形をした臓器なのです。
人が生きる上で活動力になるとても重要な臓器です。
私もたまたま行った乳がん検診で言われるまで知りませんでした。
そんな方の為に参考になればと思います。
まず、私が甲状腺という存在を知ったのは風疹の予防接種後、乳がん検診に行った際の問診での出来事でした。
よく健康診断や検診などで検査する前に医師による問診ってありますよね?
聴診器で胸の音を聞いたり先生が喉の辺りを触ったりと「これ意味あるのかな?」というくらい早いスピードで終わるあれです!笑
私も健康診断などで問診をした事があるので「いつも通りのすぐ終わるやつか」と軽い気持ちで受けてました。
すると先生が喉を触って「今までに甲状腺が腫れてると言われた事はありますか?」と言われました。
突然の事で私は驚き「…ありません」と答えました。
先生は「そうですか」で終わり何かカルテに記入し始めました。
私は気になり「腫れてるんですか?甲状腺ってなんですか?」と聞くと
「甲状腺は喉にあるんですが少し大きいような気がします。生まれ持って大きい人もいるので触っただけでは判断できないんですが」と言われました。
なんだかモヤモヤした気持ちで乳がん検診を終えました。
約1カ月後、郵送で乳がん検診の結果が届きました。
結果は問題なし。
しかし特記事項のところに
「甲状腺に腫れがみられる為、専門機関への受診をお勧めします」
と書かれていました。
えー!受診するしないといけないくらいなの?と驚きすぐにインターネットで調べて近くの総合内科で調べられるとの事で電話をし受診しました。
まず、喉をエコーで診てもらいました。
「確かに少し大きいですね」
と言われました。
「血液検査をしてみないと異常があるかどうかわからないのでしてみましょう」と言われました。
2週間後、血液検査の結果は異常なし。
しかし先生からは
「血液検査は異常ないですがエコーでは大きくうつってたので心配なら大きな病院の内分泌科を受診しますか?」
と言われました。
結局、紹介状を書いてもらい大きな病院の内分泌科に受診しました。
内分泌科ではエコーをしてもらい血液検査の結果を診てもらいました。
「確かに大きいですが形がいびつになっていたり、しこりがあるとかではないので問題ないでしょう。甲状腺の病気の症状に当てはまってもないのでもともと甲状腺が大きいんだと思います。」
と言われ安心しました。
甲状腺について調べた事を自分なりにまとめてみました。
甲状腺と妊活について
甲状腺は血液中に甲状腺ホルモンを分泌し、体内の新陳代謝を正常に働く役割があります。臓器や細胞の機能が正常に働く為にとても重要な存在です。
この甲状腺からでるホルモンに異常があると、女性は生理不順になったり無排卵などの不妊を引き起こします。
甲状腺の病気になるのは女性が多いと言われています。詳しい原因はわかっていないそうですが、女性ホルモンなどが関係しているとも言われています。
甲状腺の病気
甲状腺の病気は、甲状腺機能亢進症の代表的な病気が「バセドウ病」という病気です。甲状腺機能低下症の代表的な病気が「橋本病」です。
どちらも自己抗体ができて自分の体を攻撃してしまう自己免疫疾患の病気です。
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甲状腺ホルモン異常のセルフチェック
“甲状腺機能亢進症の主な症状”
・動悸、息切れをする
・頻脈、不整脈
・喉が乾く
・汗をよくかく、暑がり
・食欲はあるのに痩せる
・血圧が高い
・イライラしやすい
・流産したことがある
などの症状があげられます。
“甲状腺機能低下症の主な症状”
・首が腫れている
・喉に違和感がある
・寒がり
・体がむくむ
・食欲がないのに太る
・やる気がでない
・昼でも眠たい
・排卵障害などの不妊
などの症状があげられます。
甲状腺ホルモンの異常は、不妊の原因に大きく関わっているのが明確なのに不妊の一般検査項目には入ってない病院が多いそうです。甲状腺の機能が正常に働いているか、不妊の原因が甲状腺の病気ではないかは血液検査ですぐにわかります。
原因不明の流産や不妊で悩んでいる方で、上記の症状にいくつか当てはまる方は甲状腺の血液検査を受ける事をお勧めします。
甲状腺の病気がわかればホルモンが正常に働くように、薬を服用する必要があります。
また甲状腺ホルモンは妊娠後、赤ちゃんの成長にも関わってきます。
少しでも不安がある方、気になる方は検査をお勧めします。
また、風疹の抗体検査も絶対に受けるべきです。風疹検査について
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